空き家・空き地
現在、日本全国の空き家数は約800万戸と言われており、人口減少と共に社会問題として、年々深刻となってきております。
また、管理が行き届いていない建物は倒壊、景観の悪化、不審者の侵入、放火など、地域社会に悪い影響を与えるリスクがあります。
所有者様も個々の状況・税金・金銭面などで、放置せざるを得ない状況にあるのが大多数です。
但し、空き家も空き地も活用次第で、
不動産の価値を最大限まで高める事ができます。
今一度「放置」という現状から、「活用」をご検討下さい。
土地の価格はその活用方法で大きく変わります。
その土地にあった建物を企画する事で土地の価値を最大限まで高める事ができます。
空地の活用方法は、初期費用があまりかからない「売却」「駐車場」「広告用看板設置」などの活用方法があります。
その他、建物を建築し、人に貸す方法などをご紹介します。
メリット
■固定資産税の負担が一切なくなる。
■除草や修繕などの負担が一切なくなる。
■現金化することで、財産を平等に分けることができる。
■購入者が活用するため、景観が良くなる。
空地をそのままの状態で売却する事を「更地」での売却と言います。
相続財産であれば、売却後は現金で遺産分割が可能なため、後々トラブルを回避することが可能です。
空き家・空き地を売却する場合、隣地とのトラブルを回避する為、境界の確定が必要になり、また建物の価値が無い場合は、解体が必要となります。
但し、売却後は不動産管理の必要と一切の金銭的負担が無くなるため、不動産の所有が面倒な場合や管理が困難な場合は、売却がお勧めです。
メリット
■初期投資が少なく、手軽に開始できる
■比較的安定した収入を得られる。
■借地借家法の適用が無いため、賃料滞納があった場合でも明渡しを促しやすい
■将来売却を検討している場合でも問題ない。
土地活用の中で最も手軽に始められるのは駐車場です。
投資費用を最小限に抑えることができる上に、経営を辞めたい場合でも、比較的スムーズに契約を解除することも可能ですので、将来売却を検討している方にもお勧めの活用方法です。
但し、人口密度など、近隣需要があるか否かを予め把握する必要があります。
メリット
■初期投資なく高収益が見込める
■コインパーキング運営会社が一括で借りるため、安定的な収入を得ることができる。
■運営会社が駐車場の管理を行うため、手間と負担が無い。
■入退去に伴う処理が無い。
コインパーキングは立地や規模によって異なりますが、駐車場への設備投資をコインパーキング運営会社が負担します。
一般的な月極駐車場よりも高く貸せる可能性があり、初期投資なく高収益が見込める可能性があります。
管理は運営会社が行うため、賃貸借契約後は一切手間を省くことができます。
メリット
■手間が無く、手軽に開始できる
人通りの多い場所や生活道路沿いの土地であれば広告用看板を設置することで収入を得ることができます。
広告用看板の設置費用は全て設置会社が負担します。
メリット
■オーナー負担が一切無い
メガソーラーの建設が相次いでいますが、お持ちの土地で小規模な太陽光発電所を作ることも可能です。方法はいたって簡単。太陽光発電の設置運営を行っている会社に土地を定期借地で賃貸します。
賃貸後の投資や運営は全てその企業が行いますので、オーナーへの負担は一切ありません。
太陽光発電は送電網への接続や事業許可で多くの書類を必要とします。
そのため、オーナー自らがソーラー機器を購入して太陽光発電所を作ることをご希望する場合でも、太陽光発電のコンサルティング会社への相談はされた方が良いでしょう。
メリット
■長期間安定した高収入が見込める
■更地の場合よりも、相続税評価を下げることができる。
■建物管理は事業者が行うため、手間と負担が一切ない。
■建築費用は運営会社負担の為、初期投資が必要ない。
■期間満了時は、運営会社が建物を解体し、更地で返却される。
事業用定期借地は幹線道路沿いの飲食店や物販店で多く利用されている他、市街化区域内の大きな土地(工場や倉庫用地)でも利用が進んでいます。
家の近くにコンビニやファミレス、ショッピングセンターも事業用定期借地の可能性があるほど一般的な契約です。
また、期間をしっかり定めますし、契約満了時に更地にて返却するため、法改正前の借地のように、土地が返ってこないというような心配もありません。
立地が重要ですが、相続税対策としても非常に有効ですので、ご検討してはいかがでしょうか。
メリット
■家賃収入が得られる
■将来建物を活用することができる。
■使用するため、建物の傷みの進行が遅くなる。
貸家として活用する場合、当然家賃収入を得ることが可能です。
但し、建物の状況によっては、内外装のリフォームを行う必要があります。
一時的な転勤や、将来お子様が使用する予定があるなど、将来まで建物を残したい場合に有効な方法であると考えられます。